自分が選ぶ服は、なんか無難で。


 自分が到底選ばないようなのを

人から薦められて着てみたら

案外良かったりするのは良くある話。


  *


 『もみ君は、いい人なんだけど

 私はもっと中性的な人がタイプなんだよねぇ。』


 その、君の考える君の好みってのは

本当に君に相応しいタイプなんだろうか。



 それは、無難な服かも知れない。



 試しに、僕なんてどうだろう。

案外良かったりするかもしれない。